せんだんの杜「午後の音楽cafe」(認知症カフェ)へようこそ! 33
2018.09.17 Monday 20:41
平成30年7月19日(木)にナイト☆カフェを開催しました!
報告の時期が遅くなってしまいましたが、年に1度 夜 に開催する 認知症カフェ でした✩
夏の入口に・・・と爽やかに表現するには ほど遠く、とても厳しい暑さでしたので、
日差しが傾きはじめた夕刻からの開催が、ほんの少しだけ心地良さを感じられるような
雰囲気のスタートとなりました😌
昨年から始まった夜 に開催するナイト☆カフェ。
昨年の内容はこちらをどうぞ ☞ せんだんの杜「午後の音楽café」へようこそ! 21
いつもの『午後のひと時に…』と開催している認知症カフェの雰囲気とはガラリと変わり、
どこかワクワクするような&ドキドキするような期待感が込められたスタートでした♪
その “期待” とは・・・もちろん “お・さ・け ” です!!
飲み物だけではありません。“プチおつまみ” もお付けしますよ~🍴
ナイト☆カフェのキャッチフレーズは【夜 ☆少しのお酒✩男の介護教室の話☆JAZZ LIVE】
『夜 に外出したのは久しぶりだよ』 『今回も日本酒の御ふるまいがあるのかな・・・』
『いつもは誘っても一緒に来てくれなかった主人を初めて連れて来ました~』
『男の介護教室なんて、自分にピッタリだと思って来てみました』 『JAZZが楽しみ~♪』
などなど。みなさんナイト☆カフェのキャッチフレーズに引き寄せられて(!?)
たくさんのお客さまにお越しいただきました😊
ナイト☆カフェでは『男の介護教室』のお話です🎤
「午後の音楽café」には男性のお客さまも多く、なかには介護を経験されている方も
少なくありません。この日はナイト☆カフェのため、いつもより男性のお客さまが
多くなるのでは・・・とのことから、初めて『男の介護教室』の取り組みについて
お話ししていただきました。
講師は 『男の介護教室』代表:河瀬聡一朗先生 です。
そして、河瀬先生は『石巻市雄勝歯科診療所』所長:歯科医師 でいらっしゃり、
東日本大震災の気仙沼市や南三陸町への歯科医療支援活動をきっかけに、
無歯科医療地区となった石巻市雄勝町における歯科医療再生のために、
ご家族で宮城県へ移住、現職となられたとのことでした。
お話は歯科医師としての専門的な話題から始まりました。
「みなさんは何をしている時が一番幸せですか?」と会場のみなさんに質問です。
「甘いものを食べている時」 「おいしいものを食べている時」などの意見があがります。
「どこで、どなたに聞いてみても、3つの内に1つは “食べること” や “飲むこと” が
入ってきます。口から食べることは楽しみであり、最も健康的な、自然な栄養摂取方法と
言えます。歯科医師としても『できる限り口から食べてもらいたい』ということから、
口の中の環境を整える・口を大切にする=全身を大切にするということになります。」
途中で実際に “おつまみ” として用意していた枝豆を口に入れて、モグモグ食べてみます。
歯や舌の動きを確認し、飲み込むまでの一連の流れを河瀬先生の指導に沿って体験!
普段は何気なく自然に行っている動作ですが、実は “舌” がかなり複雑な動きを行っていました。
河瀬先生より【物を食べて飲み込む】までの一連の動作の画像を見せていただきました。
画像で見てみると、その複雑な動きが良くわかります🎥
そこから脳梗塞などで麻痺が生じている方への食事介助や口の中のケアの重要性についても
学びを深めることができました。
そして『男の介護教室』の活動が生まれるきっかけとなった、ある患者様ご夫婦との出会いについて
お話ししてくださり、男性の介護者の抱える現状と課題を知ることができました。
「男性の介護は “食事” にまつわる課題が多くあることから、参加者もスタッフも
同じエプロンを着けて “食べること” を中心とした活動をしています。
その他には口腔ケアやオムツ交換、ベッドの選び方、床ずれ予防、救急救命、熱中症予防、
講師を招いて “死” について考える機会もあります。パッククッキングという炊飯器を使って
1度にいくつかの調理を同時ですることができる料理も学びます。介護の生活に沿った活動を
仲間と一緒にすることで 『一人じゃないと思えるようになった』 『自宅以外でも専門職との
つながり合いができた』 『教室の内容を自宅で活かせている』 などとの感想があります。
西は久留米から北は弘前などで幅広く活動を行っています。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください!」と心強いメッセージをいただきました。
河瀬先生ありがとうございました😊
河瀬先生とご一緒に『男の介護教室』の高橋さんと及川さんも石巻市よりご参加いただき、
フリートークの際には地元の話題を交えて、にぎやかで楽しそうなお話となっていました!
高橋さん、及川さん、ありがとうございました😊
🎼 JAZZ LIVE は ピアノ&サックス 🎷
こちらもナイト☆カフェにふさわしく、JAZZ LIVE で盛り上がります♪
「午後の音楽café」ではすっかりお馴染みのピアニスト山本直子さんと
サックス演奏は菊本健朗(たつろう)さんです!
夜 ☆ JAZZ LIVE ☆ 少しのお酒 ・・・やっぱりいいですねぇ~😌
ピアノ&アルトサックスによる『ビリーズ・バウンス』からゆるやかにスタート。
会場が一気に夜 のムードに包まれます・・・。
みなさんは曲が始まる前からビールや酎ハイを片手にされていましたので、
スタートの時には お顔がほんのりピンク色になっている方もちらほらと・・・。
『モーニン』『酒とバラの日々』『我が心のジョージア』
JAZZ のスタンダードナンバーにうっとりしながら時が進みます🎹
今回は、ソプラノ・アルト・テナー、3種類のサックスでのJAZZ LIVE を
豪華に披露していただきました🎷
一度にこれだけの演奏を聴くことができるのは本当に贅沢なひと時でした✨
第2部では『セント・トーマス』『イエスタディ』『テイクファイブ』
選曲も夜 のカフェにピッタリで、お客さまにも大好評💖
ラストの『スターダスト』ではナイト☆カフェの雰囲気が最高潮に盛り上がりました!
(お酒のパワーもあったかも・・・😄)
山本直子さん&菊本健朗さん、ステキな JAZZ LIVE をありがとうございました😊
『寒梅酒造』様 ご協力に感謝いたします!
昨年に引き続き、今回も心に染み入るご協賛をいただきました!
~ こころに 春を よぶお酒 宮寒梅 ~ 知る人ぞ知る宮城県の 銘酒・宮寒梅(みやかんばい)
大崎市古川の『寒梅酒造』様より、ナイト☆カフェのために日本酒のご協賛をいただきました!
右からご紹介します。
🌸「純米大吟醸ササニシキ33%」 県外不出の宮寒梅
🌸「Mr. Summer Time」 純米吟醸 限定夏酒
🌸「陽のしずく(ひのしずく)」ゆず酒
🌸「陽のしずく(ひのしずく)」いちご酒
『自社の田んぼで米を作り、自ら育てた米だからこその旨味を引き出した宮寒梅』
宮城県内でもいくつかの酒店でしか扱われない、とても希少なお酒です。
2018年6月フランスの Kura Master コンテスト で「宮寒梅 純米吟醸45%」が
金賞 を受賞したそうです!国際的ですね~✈
昨年の開催前に「寒梅酒造」様の社員さんが「午後の音楽café」のホームページをご覧になり、
昨年のナイト☆カフェより日本酒のご協賛をいただいておりました。
お客さまには当日のサプライズとして盛大に “御ふるまい” をいたしましたので、
男性も女性も、お客さまだけではなくもちろんスタッスも!それぞれ好みのお酒を美味しくいただき、
大歓喜に沸きました!!
そして・・・
どのお酒も極上の 「一杯で旨いお酒」 でした。
そして、吟醸酒の酒粕もたくさんいただきましたので、こちらはお帰りの際のお土産に・・・。
「寒梅酒造」様 ありがとうございました😊
ナイト☆カフェへへ 小さなお客さまも来てくれました👶
ナイト☆カフェのもうひとつの目的に、
『日中は仕事をしている人が、夜 なら仕事が終わってから参加できるかもしれない・・・』
ということも考えていました。そうしましたら・・・
働いている若いお母さんがお子さんと一緒に参加してくれました!
JAZZ LIVE の音色に驚くこともなく、スタッフが寄って行ってもニコニコと😊
これからも、どんどん若い方々に参加してもらいたいです。
認知症カフェ「午後の音楽café」は申込み不要です。
いつでも、どなたでもお気軽にご参加いただけます♪
日 時:平成30年8月21日(火)午後1時30分から午後3時30分まで
会 場:せんだんの杜(リベラ荘 1階デイサービスフロアー)
仙台市青葉区国見ヶ丘7丁目141-9(仙台青陵中等高等学校向かい)
内 容:コーヒーやお菓子を楽しみながら…
①ミニコンサート(第1部)「アンサンブル・プティフール」
火煙節子さん(チェロ)&水野二郎 さん(フルート)&山田淑子さん(チェンバロ)
②ものわすれの語
認知症介護研修・研修仙台センター
矢吹 知之 先生 / 主任研修研究員
③フリートーク
④ミニコンサート(第2部)「アンサンブル・プティフール」
参加費:無料(事前のお申し込みなどは必要ありません)
カフェ:無料メニュー コーヒー・緑茶・ほうじ茶・麦茶
100円メニュー お菓子(クッキーなど)
主 催:吉成学区社会福祉協議会
ボラ・ネット「杜の丘」
国見ヶ丘地域包括支援センター
せんだんの杜