石巻市ものう福祉避難所の運営について(第1報)
2011.07.06 Wednesday 12:24
1.社会福祉法人東北福祉会は、石巻市との委託契約締結により「石巻市桃生農業者トレーニングセンター」を用いた「福祉避難所」の管理運営を6月13日から受託・実施いたしております。
2.このトレーニングセンターではメインアリーナを居住場所とし、身体障がい者用トイレを含むトイレや会議室等を備えています。
また隣接する「桃生勤労者青少年ホーム」が設備している浴室と調理室も借用して生活支援を行っております。お風呂に入ることはもちろん、特に食事は最も大切ですので、配達される仕出し弁当のほか、栄養士が献立を作成し支援物資を使い、この調理室で食事を調製して1日三食を提供いたしております。
3.人的には石巻市の職員や保健師、宮城県看護協会や石巻市急患センターの看護師、リハビリ10団体によるPT・OTの派遣、石巻栄養士協会やピースボート、そのほかたくさんの専門職者やボランティアの皆さんに支えられて総合的な支援が実施されてきております。
4.当法人は管理運営受託事業者として、「せんだんの杜ものう」の職員を中心に、仙台市に所在する「せんだんの杜」「せんだんの里」「せんだんの館」からそれぞれ2名の職員を1週間交代で現地へ派遣し、ボランティアや多くの専門職者の皆さんと力を合わせて生活支援を行っております。
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5.福祉避難所ですので、要支援・要介護状態にある高齢者を中心として、そのご家族も生活されておられます。生活されている皆様の生活の質が少しでも快適であるように、そして自律支援ができるよう、できるだけの活動をしてまいります。
課題は多くあると認識しておりますが、いま目前の大きな課題は「暑さ対策」と「安眠対策」、そして集団生活化している状況におけるさまざまな「プライバシーの確保」だと考えております。
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