先輩の声
2015.06.29 Monday 17:08
せんだんの杜ものう高齢福祉部高齢福祉課住居支援係 2丁目グループ担当 介護職員 半田 弘幸(はんだ ひろゆき)
平成27年4月1日に東北福祉会へ入職し、石巻市桃生町にあるせんだんの杜ものうへ配属されました。 大学生時代に介護実習で行った介護計画の作成と、計画を実施した所、担当した方にとって良い方向へつなげることが出来たことと、実習させて頂いた施設で今でも、その時の介護計画を活用して頂いているという2つの喜びが、福祉の仕事を選んだきっかけです。 利用者の方お一人お一人と関わらせていただく中で、その方の人生に関わることができるのは貴重な経験であり、様々なことを学べるということは幸せなことだと思います。『生きる』ということを学べることもこの仕事の魅力だと思います。 これからも、「Better(ベター)はあるがBest(ベスト)は無い!」ということを胸に、ありのままの自分を大切にして、日々考えながら利用者の方と一緒に生活をしていきたいと思います!!
せんだんの杜高齢福祉部高齢福祉課住居支援係 響の間担当 介護職員 伊藤 千尋(いとう ちひろ)
私は専門学校を卒業後、東北福祉会せんだんの杜へ就職をしました。現在2年目になります。介護職員として特別養護老人ホームリベラ荘で勤務をしています。「福祉」とは、「介護」とはどんな仕事であるのかを日々学びながら業務を行っています。 私は日々の業務を行う中で思っていることがあります。それは、せんだんの杜で働く職員全員が理念である「利用者主体」をきちんと尊重した働き方をしているということです。リベラ荘には様々な専門職の方々がおり、職員の年齢層も幅広く、経験豊富な職員が多くいます。日常の業務の中で「何か」を決定する時には、利用者様の視点で考えることを心がけ、利用者様の生活をよりよいものにしようと話し合い、一緒に考えています。このようなことは当たり前のことなのかもしれませんが、入職をし、様々なことを考えられるようになってきた頃の私は、それぞれの立場や役割が違うみんなでも、同じ理念に向かい仕事をしているという姿勢に感動をしました。 理念を達成するために集まった仲間がいるこの環境は福祉・介護の魅力や、やりがいを知ることのできるとてもよいところだと思っています。 ですから私は利用者主体の理念を大切に、これからも利用者様の生活の支援をしたいと思っています。
せんだんの杜高齢福祉部高齢福祉課住居支援係 道草の間担当 介護職員 日野 洋介(ひの ようすけ)
ちょうど5年前、30代半ばで経験も資格も乏しい私がせんだんの杜の特別養護老人ホームリベラ荘に入職した時、そこで待っていたのは職員と笑い、時に怒っている高齢者の皆様でした。口数は少なくてもニコニコ穏やかな方も居れば、初対面の私に丁寧な挨拶してくださる方など、素直な感情が飛び交っている感じであり、高齢で認知症や障害がある人も心の赴くままに生きておられるように見えました。 馴れない世界に緊張する私と、おおらかな雰囲気の高齢者の皆さん。結局元気を貰ったのは私の方でした。以来、いつも元気をくれるご利用者様方を元気づけたい、そういう循環の中で過ごしてきた気がしています。 性格も人生も一人ずつ違うので、「その人らしい生活」について考え始めると奥が深く、心の内側というのは簡単に窺い知ることは出来ません。ゆえに毎日の生活にゆっくりと寄り添い、その人らしさに少しずつ触れながら、その心の声をひとつでも形にできた時の、喜んで頂けたときの気持ちは格別のものです。こんなに大きな笑い声が聞こえる業種はちょっと無いかな、と思っています。
せんだんの館高齢福祉部住居支援課第二支援係西3グループ 介護職員 庄司 さゆり
私が福祉の分野を志したのは、正直、漠然とした思いで「とりあえず働いてみよう」という気持ちでした。もちろん、おじいちゃん、おばあちゃんは大好きで小さい頃は良く面倒を見てもらっていた記憶は今でも鮮明に残っています。
実際に福祉の仕事を始め、たくさんの入居者の方々と出会ってきましたが、その中で悩むこと、困惑すること、大変だなと感じることはありましたが、それ以上に自分を必要としてもらえていることを日々実感することが出来ており、そのことが今自分がこの福祉の仕事をやりがいを持って続けられている原動力になっていると思います。
出会いもあれば、別れも経験することがありますが、だからこそ今自分がどのように関わり、入居者の方々の人生に寄り添っていけるのかを摸索しながら、今後もユニットの仲間と協力しながら、よりよい支援を提供していきたいと思います。
自分が必要とされていることを実感できる場面は、
★入居者の方に名前を憶えてもらい、悩みや不安を打ち明けてくれたとき
★庄司さんにお願いしたいと言ってくださるとき
★さゆりちゃんが泊まりで安心できると入居者様からお言葉を頂いたとき
★看取りを行ったあとに、家族様から「館でお世話になれて本当によかったです。」と感謝のお言葉を頂けたとき
★入居者の方と会話した時に冗談を言い合いながら大声で笑って頂けたとき、などです。
せんだんの館高齢福祉部住居支援課 介護支援専門員 片桐 晴美
長年、介護職員として「介護」の世界の真ん中でずっと仕事をしておりましたが、平成26年の5月から、特別養護老人ホームの介護支援専門員として配属され、新たなスタートを切ったばかりの、新米介護支援専門員です。 日々、利用者にどのような支援をしたら、生活を楽しんでいただけるか、穏やかな生活を送っていただけるか、悩みながらも充実した日々を送らせていただいています。 いつも身近に利用者の存在を感じながらマネジメントを行えることは、施設の介護支援専門員の特徴であると実感している、今日この頃です。 たくさんの人と出会い、別れ、そのひとつひとつが、今の自分に繋がっていると感じており、自分が成長できる仕事であると思います。生きていく上で、思う事・望むことは、若い世代であっても、高齢者であっても、同じ人間である限り違いはありません。みなさんが思い描く姿が「利用者の生活を支える」ことに繋がっていると思います。 介護支援専門員としてまだまだ勉強不足ですが、専門職の方々、またご家族様と一緒に利用者の生活を支えていきたいと思っています。
せんだんの杜高齢福祉部高齢福祉課 課長 松本 久 (まつもと ひさし)
「福祉の仕事って、誠実でまじめ、やさしくて、おとなしい職員が働いているんだろうな-。自分にやれるかな-?」・・・専門学校に通っていた当時はそういうイメージをもっており、私みたいな性格的にも落ち着きがないタイプの人間には、不向きなのではないかと感じていました。 せんだんの杜に就職して福祉の魅力を教えられ、学生時代の自分自身のイメージは未熟だったと今は笑ってしまいます。
利用者も自由、スタッフも自由。ここにはそんな雰囲気があります。 でもその自由は、理念でもある「利用者主体」の原則が絶対条件です。自分たちは福祉職としてやらなければいけないルールを守り、利用者のニーズを実行する。それができれば「こんな楽しくやりがいのある職場はなかなかないかな」と思う今日この頃です。
どんな仕事でもきつい、つらいことは多いものです。でも福祉の仕事は生活を共にすることのおもしろさがあります。利用者の方たちの笑顔、喜びを引き出せた時には、利用者の方以上に喜びが自分自身に待っていることも確かなんです。 そんな福祉の仕事って、他の職種にはない魅力が満載だな、と私は日々感じています。
せんだんの杜ものう地域福祉部実習相談課実習相談係 係長 芳賀 和博(はが かずひろ)
私「以前、相撲やってたんですって?」 ご利用者様「んだ!相撲部屋からも声かかって、学生時分、東の主将だったんだ。その頃は、大勢集まって他校とやり合ったりさ、いろいろあったよ(笑)」
私「ずい分、暴れでだんだいっちゃ!(笑)」
ご利用者様「当時はね、でも社会に出て結婚して5年越しでやっと子供できて・・・、普段職場では指示する側だったんだけど、たまたま、張り切って現場作業手伝った時に、事故に合ってしまってやー、この体だ!」 私「わかります。張り切って残業した日の帰りにキップ切られたりね・・・。」
ご利用者様「(苦笑・・・)、医者に一生ベッドって言われて、何より、若い看護師達に囲まれんの嫌だったな。」
私「同情しかできなくて申し訳ないです。でも、勝ち気だから今までやってこれたんですね。」
ご利用者様「人前では涙見せたことないよ! でも、母ちゃんの前では泣いたとき、あったな・・・。あ、なんだか、しんみりしてしまった・・・、(風呂)あがっか。あとで無糖のカフェオレ2本買ってきてけね。」
私「わかりました。んで、あがりますか。」
私たちのいる現場は、そんな他愛もない会話の中に、人生の深さと重さ、笑いと涙、そして、明日からの自分自身のためになる何かを感じることができる職場です。
せんだんの里生活支援事業部相談課住居支援係リーダー・せんだんの里特別養護老人ホーム介護支援専門員 大川 啓悟(おおかわ けいご)
私は平成20年の11月から特別養護老人ホームの介護支援専門員(ケアマネジャー)、リーダーとして相談課に配属され、新しい環境で再スタートしたばかりの新米ケアマネジャーです。 せんだんの里には特別養護老人ホーム以外に居宅介護支援事業所やデイサービス、ショートステイ、グループホームなどあり、それぞれにケアマネジャーがいて、話を聞きやすい環境にあるので、自分にとってとても魅力的な環境だと感じています。例えば、わからないことがある場合に、気兼ねせず経験豊富なケアマネジャーの先輩や同僚に相談することができるからです。快く相談にのってもらえる職場環境なので、いつも周りに支えられながら仕事をしていると感じています。 ケアマネジャーとしてまだまだ勉強不足なところはありますが、周りに支えてもらうだけでなく、職員や入居者の方々、そのご家族様と共に生活を支える一員として、支援を行えるように頑張っていきたいと思います。
認知症介護研究・研修仙台センター 総務課主任 櫻庭 由紀
私の認知症介護研究・研修センターでの仕事は、庶務や研修の委託契約、受講の手続き、遠方からの研修受講者の方の宿泊にかかる手続きや生活の面でのサポートをしています。
長い研修ですと宿泊日数が34日になる場合もあり、特に仙台に初めていらっしゃる方も多く、家族や職場から離れて不安になる方もいらっしゃいますので、事務的な対応ではなく、その方にとって、友達であったり、研修受講者の方がなんでも言いやすい立場でいられたらと思っています。
直接、介護の仕事ではありませんが、併設をしているせんだんの里の入居者の方と廊下などですれ違うたびにお話しをしたり、食堂から元気な歌声が聞こえてきたりとふれあう機会もあり、そこからケアワーカーさんを通して、入居者の方との接し方を学んだりしています。
また、法人全体でのプロジェクト委員会があり、普段の仕事では交流できない各事業所の職員の方と意見交換等ができる場もあり、いろいろな角度から人の考え方や業務をみることができて、とても刺激になります。
これからも人とのつながりを大切にし、仕事を通して様々なことを学べればと思っています。