高齢者虐待・身体拘束に関する内部研修会
2023.06.08 Thursday 15:22
せんだんの館では「人権を守る委員会」があり、
高齢者虐待・身体拘束ゼロを目指して毎年、内部研修を企画しています。
この日は、新任職員からリーダー職、
社会福祉士の実習生も参加していましたが、
冒頭の総合施設長からの言葉を熱心に聞いて、
初心に立ち返った気持ちで研修を開始しました。
総合施設長のことば(一部抜粋)
“職員の無自覚やストレスがご利用者に向けられてしまったり、改善されないままエスカレートしないように、些細なことでも顕在化して、早期解決していける、風通しの良い組織づくりをしていきましょう。
この研修一つをとっても、人権を守れる施設という社会的な役割として大切なことです。
自分が、自分の大切な人に置き換えて、どうありたいか、どうしてほしいか、思いを寄せ、自分のことばで語り合ってみましょう。”
高齢者虐待・身体拘束に関する基礎知識を学びながら、
グループワーク演習では
「人権ってなんだろう?自分たちの言葉で表現して共有しよう!」をテーマに部署や立場を超えて参加者同士で意見交換をしました。
「自分が恥ずかしいことはしないでほしい。」
「何か決めるときには自分にも聞いてほしいかな!」
「一人ひとり違うことを尊重してほしいよね。」など
自分事として考えて、自分たちの言葉で考えを伝え合うこと。
相手の意見は否定せずに、共感したり、質問し合いながらお互いの価値観を理解し合うことで、参加者からは新たな気づきや視点を得られたという感想が聞かれました。
自分たちのケアを振り返る機会が、ご利用者と職員双方の権利を守ることにつながることを忘れずに、これからもポジティブなディスカッションを日頃から行えるような職場風土づくりを大切にしていきたいと思います✨