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せんだんの館ブログその22 「第3回 やわらかクッキング」

2016.07.01 Friday 09:38

第3回 やわらかクッキング

平成28年6月14日(火) 第3回やわらかクッキングを開催しました♪
今回は、男女合わせ8名の方にご参加いただきました。

 

本日のメニューは

・やわらかのり巻き
・ふんわりさつま揚げ
・根菜の味噌汁

以上の3品です。

 

まずは、言語聴覚士の講話からスタート!
今回は噛み切りにくい海苔巻や繊維の多いゴボウなどを使った料理でしたので、「噛むこと」をテーマにした内容です。

 

やわらか3-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講話のあとは、管理栄養士の説明を受けさっそく調理開始です♪

 

やわらか3-2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連係プレーで手際よく調理も進んでいきます♪

やわらか3-4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やわらか3-5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間ほどで完成。美味しそうな出来栄えです♪

 

やわらか3-6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は、みんなで試食会。味も軟らかさも好評でした♪

 

のり巻きや根菜は「繊維を短く切る」と食べやすくなります。

のり巻きでは、巻く前にフォークを使ってのりに穴をあける方法をご紹介しました。

穴を多くあけるほど噛み切りやすくなります。具も軟らかい物を巻きました。

根菜の味噌汁では、野菜の下ごしらえの時に、野菜の繊維が短くなるように切って軟らかくなるまで煮ると食べやすくなります。

 

噛むためには歯だけではなく、それを支える顎や、食べ物を口の中に保持するための頬や唇、歯にくっつきにくくしたり飲み込みやすい形にまとめるための唾液、食べ物をまんべんなく細かくするための舌、それらを動かしたり力加減を調節する神経など、様々な器官が働いています。

しかし、高齢になると歯の数が少なくなったり噛むための筋力が低下したりして、軟らかく噛み切りやすい食事を好むようになります。すると、自然に調理法や食材に偏りが出て、栄養バランスの悪い食生活になってしまいます。

また、十分に噛まずに大きな塊のまま飲み込むことで窒息の危険もあります。毎年正月に、餅をのどに詰まらせる事故が多発しますが、実は餅だけではなくお粥やご飯も窒息原因の上位であることを知ると、参加者の皆さんは「お粥でも詰まるんですか!?」ととても驚かれた様子でした。

 

あらためて歯の必要性とよく噛むことの重要性を感じられました。

 

内容につきましてご興味のある方は、お気軽にせんだんの館までお問い合わせください。

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