せんだんの杜ブログ11(中山の家)
2013.09.12 Thursday 14:17
すっかり秋めいてきました。空も心なしか高く感じ、雲もスーパーセルどころか、秋らしい優すい雰囲気です。
今思えば、やっぱり暑かった仙台の8月。お馴染みの中山の家のスタッフから報告が届きました。
毎回ユニークな中山の家ですが、今回はどんな一場面があったのでしょうか・・・。
※過去の記事をご覧になりたい方はこちらへ!!
やっぱり今年も一時的な雨に見舞われた「仙台七夕」。
お出かけした日は日ごろの行い(ご利用者の)が功を奏し、天気も崩れることなく楽しめました。
皆さんの視線が「吹き流し」を追って、いい表情です。
視線をあげてきれいな吹き流しを見た後は・・・。
吹き流しの裾をくぐって~・・・。
「ばあ~」
くぐる方もそれを見る方も楽しくなります。
これも七夕の時しかできない、そして、いくつになっても絶えない醍醐味の一つです。
お一人おひとりが思い思いの楽しみ方をされていました。
吹き流しに見て触れて楽しむ場面
息子さんとお母さんの一場面
「かあちゃんと七夕来たのはいつぶりだべな~」「こうやって来れるくらい元気でいがったな~」「また来年もこれっといいな・・・」
気温もグングン上がり、皆さんの体調の心配もしましたが、良かった、良かった。大きなトラブルもなく、本当に楽しむことができました。
写真のよう楽しんだり、阿波踊りを見たり「祭り」を体感しました。
しかし・・・、駐車場を探したり、順番待ちをしたりが皆さんにとってはやや大変だったかもしれません。「駐車場の予約できたらな~」なんて萎えた気持ちもご覧の通り!!
今までの中山の家のブログでもそうでしたが、外出時のテーマが「花より団子」の中山の家。
やはり、出店の様子も気になります。吹き流しを眺めて上を見て、吹き流しをくぐって下を見て、食べ物を求めて左右を見て。歩行しながらの首の体操!!
ある意味、リハビリ?!
ある、ある、食べてみたいものが。これも祭りのお楽しみの一つ。
「ほれ、見でみさい!ずいぶんかぎごおり(かき氷)の種類あっこだや~」
「きゅうりの一本漬けあるすかや?」
「やっぱり、玉こんだべ~。何本買うのや?」「なにす?!その本数では足りねさ。今食べんでないの?」
「じぇじぇじぇ!!ばばば!! わだしら食べんでなくて、待ってる人だちへのお土産だってだがら、たまげるな~」
お留守番の皆さんからのリクエストがあった「玉こん」をお土産に。皆さんが出かけられるような体調の方ばかりではないので、お土産話と共にお祭りのニオイも。でも、食べる時は十分気を付けなければなりません。
「けせら、せら~」
場面は変わって、暑い日が続いたある日の午後。
水分ばかりでは飽きてしまうので、おやつにアイスを。
テラスで楽~な姿勢で庭を見ながら氷アイス。涼しくなりそうな場面。
「ずいぶん、草おがっているごだ。職員何やってんだがな~」とボソリ。
なんと、同じお誕生日の方が2人もいらっしゃいました。その為に、ケーキも2つ準備。その分・・・ご利用者のみなく、私たち職員への配分もあるかと期待が膨らみます。
プレゼントは「採れたて野菜の詰め合わせ」
おや?今までの様子を見ると、この野菜は職員ではなくて、ご利用者が口出し、手を出し、味見して育てた野菜では・・・?
職員曰く、「物より思い出を込めた」だとか。ん?分かるようで分からないような?
すごいことがありました!!
ジャガイモが沢山採れ、かぼちゃも立派に育ちました。
そして、かぼちゃを切ってみたら、なんと種がない!!
もしかして、新種を開発しちゃった?何か良いこと起きる?神様のかぼちゃ?
と騒いでいると、先人たちは「採るのはやがったんでないのが?!!」
「あんだら世話しねがら、かぼちゃも種つけだぐねがったんだごで~」
「・・・・・・そうなの?・・・・・・」
野菜作りを教えてくださるボランティアさん募集中です!!
「こんな曲がったのもかわいいね」
「こういうのがおいしいのよ~」
「じゃあ、味見してみましょうか」
「ほほほほほ~」
「甘くて、おいしい」
「ぱりっとして、みずみずしくて、おいしそうね~」
「味噌や塩振って食べてもいいね」
頂くだけではなく、野菜たちをみながら「ちぎり絵」を作成しました。
恥ずかしいけど、パチリ。
「あんだ、ずいぶんとうまいね~」とお隣さんも感心。
よ~く見ると、微妙にちぎった紙の色合いが変わっています。
現物の野菜も見るからに新鮮さが伝わりますが、作成したちぎり絵からも繊細さが伝わってきます。
いやいや、今回の中山の家も日ごろの色んな場面と共にご利用者と職員の掛け合いも伝わってきました。
このブログ記事を入力している事務所の隣でも、ご利用者がさっそく「さんま」について議論しています。
沢山の楽しみのある秋を迎える中山の家の続報をお楽しみに。
昨日は9.11。そして、地震から2年半。たくさんの言葉の中からここに載せる一言は、ご利用者にとっても職員にとっても「なんでもない日常を維持できることに感謝」。
では、また。