せんだんの杜「午後の音楽cafe」(認知症カフェ)へようこそ! 27
2018.02.10 Saturday 20:39
平成30年1月18日(木)に開催しました
ものわすれの話(講話)により仙台市の認知症に対する取り組みを学びます。
今回の講師は、私たちの暮らす町・仙台市より
地域包括ケア推進課の川上希美さんにお越しいただきました!
保健師でいらっしゃる川上さんは、仙台市の認知症に対する取り組みについて、
具体的に、とてもわかりやすくお話ししてくださいました。
講話が始まる前に、お客さまより「仙台市の話だと難しい内容なのかな・・・」と
少し心配の声も聞かれていました。ところがところが・・・
「私は堅苦しい話が苦手です!」と川上さんの第一声から始まり、
みなさんもホッとした表情で講話が始まりました
川上さんのおっしゃったように、例えば、仙台市の統計についての内容では、
と、お手製のスケッチブックで高齢者の人口や高齢化率を “見える化” して下さり、
話を聞くだけでは聞き逃してしまいそうな大事な内容をわかりやすく説明してくれました。
お客さまも大きく頷きながら聞き入っていました。
「全国平均よりは低い方ですが、年々少しずつ上がってきていることと、
仙台市内でも30%を越えている地域もあります。
高齢化率があがってくると認知症の方も増えていくという背景もふまえて
仙台市が行っている4つの取り組みについてお話しします。
①普及啓発について
認知症は誰にとっても身近なもの。皆さんが認知症について正しい知識を持つことで、
認知症に対する偏った考えや間違った知識に捉われずに認知症の方と接することができ、
認知症に優しい地域づくりにつながっていきます。
②早期診断・早期対応について
できるだけ早めに認知症のタイプを見極め、適切な対応をすることが大切です。
タイプが異なることにより、ご本人やご家族の困りごとも違ってくることもあります。
困りごとができるだけ小さいうちに、いろいろなサポートにつながっていけると安心です。
③本人・家族支援について
認知症の方が持つ力を最大限に活かしながら地域で生活できるように支えていきたいですね。
こちらの「午後の音楽café」にも昨年の8月にいらしたことのある丹野智文さんも
『病気のよって出来なくなることも増えてくるが、出来ることもたくさんある。
出来ることを奪わないでほしい』と言っています。
ご本人の出来ることを尊重して、出来ることはできるだけ長く続けられるように
サポートしていきたいと考えています。
その時には、ご本人を一番近くで支えている家族のサポートも大切です。
④良質な介護の提供について
ご本人がどのような生活を希望しているのか?そのために何を必要としているのか?
認知症のことをよく理解し、
認知症の人の意思を尊重した、
一人ひとりに合ったサービスが必要です。
介護する側、支援する側がそのようなことを考えることがということが大切です。」
そして、仙台市の「認知症ケアパス」も紹介していただきました。
こちらは実際に1冊ずついただき、中身を確認しながらお話を聞きました
「こちらは認知症についての相談窓口、医療についてなど、様々な情報がつまっています。
ケアパスのパス(path)は小道・進路・道筋という意味です。
認知症と診断された方、ものわすれが気になる方など、色々な状況の方が、
いつ・どこで・どのようなサービスを受けられるのか、“道筋” になるようになっています。
ぜひ地域の方にも幅広く「認知症ケアパス」を知っていただき、ご家族やご友人の方が
認知症のことで困っている時に、『こんな風にできるよ』と教えていただければいいなと
考えています。
仙台市の「認知症ケアパス」の大きな特徴としては、認知症の当事者の方、
ここでは丹野智文さんや介護経験のある家族の方に作成当初より入っていただきました。
情報だけではなく、当事者の方々の声が所々に入っています。
多くの方々に読んでいただきたいと思います。」
川上さんの和やかな雰囲気のなか、私たちの暮らす町・仙台市の取り組みを学びました。
私たちがこれからできること。
『それは特別な “何か” ではなく、普段の生活のなかで “気にかける” “つなげる” ことを
ちょこっとだけ意識してみる!』
ということがわかりました。さあ、これからも “ちょこっと&ちょこっと” ですね
川上さん、ありがとうございました
ミニコンサートはソプラノ&ピアノです
今年度の「午後の音楽café」の生演奏は、マンドリン、ドラム、ピアノ、チェロ、チェンバロ
フルート、ギター、ヴィオラ、ヴァイオリンなどなど…楽器によるステキな演奏が続いていました。
なかなか歌の機会がなかったので、久しぶりのソプラノとピアノの演奏に
お客さまたちの期待も最高潮になっていたのではないでしょうか
第1部の1曲目はピアノソロ、ヘンデルの「サラバンド」より優雅にはじまりました♪
お客さまがうっとりと聴き入ったところでソプラノ、モーツァルトの「アレルヤ」が・・・。
歌声が久しぶりだったこともありますが、都築さんのソプラノの声量がズドーンとに!
美しく心に響きましたよ
第2部は再びピアノソロからドビュッシーの「アラベスク 第1番」。アラベスクという意味は
唐草(からくさ)模様とのことで、多彩な音が折り重なるような美しい1曲でした♪♫♪♪♫♪
その他に、ラヴェルの「ソナチネ 第1楽章、第2楽章」でもピアノのテクニックを
堪能させていただきました!
ソプラノでは「サウンド・オブ・ミュージック」、「愛しい父よ」、「くちづけ」を。
日本語の歌だけではなく、「愛しい父よ」はイタリア語のオペラでした。
お客さまの感想に「イタリア語は分からなかったけど、素晴しい音楽は万国共通ですね!」と
ありました。その通り!素晴らしいものはスバラシイ。美しいものはウツクシイ。
それらに癒しを感じる心も万国共通
グローバルな認知症カフェ「午後の音楽café」となりました…。
心癒される演奏の後には、お帰りになるお客さまが出口に向かって一列に…。
都築さん&佐藤さんと握手されたり、心からの感動の気持ちを伝えたり、
中には一緒に写真撮影をリクエストされる方もいらっしゃいます
認知症に関する情報も充実しています
「午後の音楽café」には情報・相談コーナーがあります。
認知症に関する情報、仙台市の保健福祉サービス、介護保険制度、仙台市内の認知症カフェ、
認知症の人の家族のための認知症ケアツール『かぞくのキモチ』(こちらは展示もしています)、
認知症の当事者の方々の著書、介護家族の方の著書などの情報が色々あります。
そして、「午後の音楽café」には地域包括支援センター職員、特別養護老人ホームの職員、
介護支援専門員、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士などの専門職がおりますので、
様々な相談をその場ですることができます。もちろん後日、日を改めてでも大丈夫です。
「相談するほどじゃないんだけど…」とか
「でも今から少しずつ知っておきたいなぁ」ということでもよいのです。
気兼ねなく。毎月やっているのでいつでも。申し込み不要なのでどなたでも。
認知症についてゆるやかに学び、ゆっくりと語らい、美味しいコーヒーでホッとして、
音楽の生演奏で心を癒やされてみてはいかがでしょうか
地域の障がいの就労支援事業の手作りクッキーです。
お客さまの会話のきっかけになるような趣向を凝らしてくれています。
今回は節分が近かったため『みどりオニ』『黄オニ』『紫オニ』でした
かわいくて、美味しかったです
認知症カフェ「午後の音楽café」の年間スケジュールです 
平成30年 2月20日(火)☞ 詳細は下記をご覧下さい。
3月15日(木)、 4月17日(火)、 5月17日(木)、 6月19日(火)
7月19日(木)、 8月21日(火)、 9月20日(木)、10月16日(火)
11月15日(木)、12月18日(火)
平成31年 1月17日(木)、 2月19日(火)、 3月14日(木)
2月開催のお知らせ
日 時:平成30年2月20日(火)午後1時30分から午後3時30分まで
会 場:せんだんの杜(リベラ荘 1階デイサービスフロアー)
仙台市青葉区国見ヶ丘7丁目141-9(仙台青陵中等高等学校向かい)
内 容:コーヒーやお菓子を楽しみながら…
①ミニコンサート(第1部) うた&ピアノ演奏
関本愛 さん(メゾソプラノ)& 伏見姿 さん(ピアノ)
②ものわすれの落語
仙台ほでなす会
遊々亭つばさ さん / 落語家
③フリートーク
④ミニコンサート(第2部) うた&ピアノ演奏
参加費:無料(事前のお申し込みなどは必要ありません)
カフェ:無料メニュー コーヒー・緑茶・ほうじ茶・麦茶
100円メニュー お菓子(クッキーなど)
主 催:吉成学区社会福祉協議会
ボラ・ネット「杜の丘」
国見ヶ丘地域包括支援センター
せんだんの杜