せんだんの杜「午後の音楽cafe」(認知症カフェ)へようこそ! その2
2015.12.24 Thursday 09:49
平成27年12月15日(火)4回目のカフェを開催しました。
せんだんの杜リベラ荘は高齢の方の住まいですが12月と言えばクリスマス☆
すてきな雰囲気に乗らない手はありません!玄関にはトナカイとツリーがお出迎えしています。
このツリーの飾りは何と手作りの蝶々。よく見ると広告のような・・・、いやいや、すてきだから
気にしなくてよいのです!これが杜流なのです。
そして、杜の開設当初からロビーにはグランドピアノがあります。少し年期は経っていますが
あるピアニストさんより「懐かしい子どものころに聞いた、憧れのピアノの音がします」と
嬉しいお言葉をいただいたグランドピアノです。季節を通じて1曲、1曲と、杜とともに
心の音色を奏でてきてくれたお宝のピアノです。
今回の「午後の音楽café」も、このピアノと一緒に、クリスマスの雰囲気を盛り上げるように
~Santa Claus Is Coming To Town~ からはじまりました♪
ミニコンサートではジャズピアニストの山本直子さんが“癒し”をテーマに演奏。
オリジナルの楽曲「HIKARI」「ROZARIO」やクリスマス曲なども組み入れて、最後は
某テレビ局N〇Kの朝ドラの主題歌にもなったお馴染みの「ありがとう」を演奏して下さり、
ウキウキと楽しくも、心が癒されるひと時でした。
ものわすれの話では「認知症の人と家族の会」顧問の関東澄子さんによる講話。
関東さんの介護の経験から実感されたことや元気をもらえるような一言ひとことがじ~んと
心に積もるお話でした。「人は35歳までの脳の使い方が勝負!後はどんどん脳細胞が失われて
いくだけ。35歳までに培った脳で高齢まで生きることとなるのだから、皆さんがもの忘れしても
仕方がないこと。どんなに偉い人だって必ず忘れてくよ!」と力強くおっしゃった言葉は、会場に
いらした、おそらく35歳は過ぎているであろう方々に安堵の気持ちを持たせて下さいました。
モチロン私も…。
そして、「忘れても、失敗したって周りがフォローしてあげられれば出来ることはたくさんあるの。
家族や周囲の人の協力が大事。悩み過ぎないことも大切よ。」と“自分だけではない”つながりを
持つことの必要性を教えて下さいました。
今回で4回目を迎えましたが、毎回足を運んで下さる方々も、お友だちを誘って来て下さる方も
いらっしゃいます。さまざまな方に「もの忘れ」について学んでいただき、多くの方々と出会い、
必要があれば専門職の人ともつながることができる場です。
次回もありますので、ぜひ足を運んでみて下さい。そして新しい出会いを見つけてみませんか?
私たちスタッフ一同が心を込めてお待ちしております!